ノンブランド古着も回収して活かす不用品宅配回収サービス「モトリー」

株式会社Kurokawaは2024年6月10日(月)オンラインで古着の宅配回収の申込みや古着購入ができるWEBサイト「モトリー」をOPENいたしました。

1953年より約70年間培ってきたリユース事業のノウハウを活かし、さらに多くの衣料品を社会のために役立てたい。誰でも気軽に古着のリユース・リサイクルができる仕組みを作りたい。そんな思いで立ち上げたサービスです。

「リサイクルショップに持って行ったけれどノンブランドの服は引き取ってもらえず返品になった。不要になったけれどもまだ着れるし捨てるのはもったいない。

そんなお洋服たちの受け皿になれたらいいなと思っています。」と語ってくれたのはモトリー責任者の樋口伸治さん。今回は樋口さんに「モトリー」が生まれた経緯をうかがいました。




樋口伸治(ヒグチシンジ)
1982年8月28日生まれ。岡山県出身。大学卒業後、アメリカン雑貨・古着など取り扱う企業に就職、ネット販売を担当する。その後2012年に株式会社Kurokawaに入社。商品部の仕入れ担当として着任。仕入れの業績が認められモトリーの責任者に就任。

普通の古着を活かす挑戦

ー樋口さんはどのような経緯で「モトリー」に携わることになったのでしょうか?

樋口 私はもともと古着が好きで大学卒業後古着屋さんで働いていました。
働いていたのはインポートの古着屋さんでヴィンテージ古着やレアなアメリカン雑貨などを取り扱っておりました。
けれども、Kurokawaに入社して古着の価値観はガラっと変わりました。

これは何年製だからとか、レアだからという理由でいい古着とか悪い古着、と判断するのではなくて”古着を古着としてどう活かすか”ということに全社で向き合っていたからです。

古着といってもいろんな楽しみ方があるなということがわかりました。

私は商品部の仕入れの仕事を12年してきました。そこで20〜30社の法人様から、古着の仕入れをしております。

中には販売できず困っている古着やその企業で廃棄している水準の古着を買取りする場合も多くあります。

お取引企業様は買取価格をご覧になってよく驚かれます。
「この価格で買い取ってもらってもよいのでしょうか?」と言われたことは何度もあります。

他の企業が費用を払って廃棄する古着でさえもリユース・リサイクルして役立てられる仕組みがあるというのが弊社の強みです。

Kurokawaでは寄付目的で古着を回収するプロジェクト「フクサポ」を5年ほど行っていました。
送料無料で古着を回収し、弊社で換金してお客様からの寄付としてNPO法人テラルネッサンスに寄付するプロジェクトです。

残念ながらコロナの影響で終了したのですが、2015年~2020年の5年間で50,000人以上の個人、企業、団体の方から900トン以上の服をご寄贈頂き、約950万円以上の寄付に繋がりました。

高価格をつけて販売することができない普通の古着を送料無料で回収するのは非常にリスクが高いことです。
しかしどんな服が送られてきたとしてもお金に換えて寄付ができる仕組みがあるのが弊社の強みなのです。

ヴィンテージ、レア、ブランド品などに古着の価値を見出す人もいますが、古着は古着としていかに活用していくかということを考えるのも大事なことだと思っています。

捨ててしまってもいいのではないか?商品として並んでいても誰も見ないのではないか?と思われるような”よれたTシャツ”などの普通の古着をいかにリユースしていくのか?に社員一同真剣に向き合っておりますので、本当の意味で社会のため、地球環境のためにしっかり取り組む企業だなと思っています。



業界最高水準を誇るリユース・リサイクル率

ーなぜ「モトリー」で古着などの不用品宅配回収を始めたのでしょうか

樋口 いらなくなった洋服を処分したいなと思った時の選択肢として、ヴィンテージ古着やブランド品であればメルカリなどのフリマアプリで売る、古着屋・リサイクルショップに持って行って買取ってもらうという方法があると思います。

でももしノンブランドの普通の服の場合はどうでしょうか。

大して高く売れそうにもありませんから、一点一点撮影して採寸してフリマアプリに出品するのも面倒です。
リサイクルショップは引き取ってもらえず返品されることも多くあります。
ゴミとして処分するとしたら自治体のルールに従って分別し回収日を待って出さなければなりません。
今はSDGsがうたわれて捨てずにリユース・リサイクルしたいと考える方も増えています。

そこで70年前から衣料品のリサイクル事業を営んできたノウハウを活かし、全国どこからでも簡単に古着のリユース・リサイクルができる仕組みをつくりました。それが「モトリー」です。

弊社はもともと古着をウエス(機械手入れ用の雑巾)にする商売を始めました。
その後回収した服の中でもそのままリユースできそうな服の販売を始めることになったのです。
70年間、服の寿命をできるだけ長くさせる方法はないか?いかに高価ではない古着をリユース・リサイクルできるか?に挑戦して参りました。

モトリーは多少の穴やしみなどのある古着も回収いたします。
他社では引き取ってもらえない古着さえもリユース・リサイクルできるのが弊社の強みです。
捨ててしまうよりは「モトリー」を選んでいただき、ポイントでお得に古着を楽しんでいただけたらと思います。

 



約70年間培ってきたノウハウを活かしどんな古着でもリユース・リサイクルする不用品宅配回収サービス「モトリー」。
行き場のないノンブランド古着さえも他の誰かのお役に立てるかもしれません。
ご自宅に行き場のない古着はございませんか。
もし不要なものが見つかったら「もっとリユースキット」の専用袋に詰めて「モトリー」に送ってください。
そしてポイントでお得に古着をゲットしてください。
あなたもいつのまにかリユース・リサイクルの輪に参加することになるのです。